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2017年7月31日月曜日

臓器に「記憶」は宿るのか? 臓器と脳がコミュニケーションをとっていることがわかってきた…


 臓器移植すると性格が変わるってきいたことあります?
 青木無常でございますよ。

関係(素材使用)


 臓器移植すると、臓器提供者の性格まで移植されてしまうという、まことに薄気味悪い報告があるみたいなんですよ。

 提供者、いわゆるドナーの趣味嗜好や習慣、性癖とか性格とか、はなはだしい例になるとドナーしか経験していないはずの記憶まで…レシピエント、つまり移植先の人に、移ってしまうという報告。

 静かなクラシック音楽を好んでいた
初老の男性が、移植を受けたあとにはロックを大音量で聴くようになってしまったとか。

 有色人種を激しく差別する団体の幹部が、移植手術後に一転して黒人に同情的になったという話はかなり有名だと思うので、どこかできいたことがあったりするカモしれませんね。

 もちろん、移植された臓器は、脳、ではない。

 心臓や腎臓などの、通常は「記憶」とはまったく無関係なはずの内臓の移植手術だったはずなのに、なぜか記憶や性格が…という、あまりにも不思議で、そして不可解な話…


心臓三兄弟(素材使用)


ソース:NAVER まとめ 2015年01月29日
【記憶転移】臓器移植で人格や性格が変わる事はあるのか?
https://matome.naver.jp/odai/2138917667091407001


 まとめ記事をながめると、たとえば食べ物の嗜好が変わったとか趣味が変わったとか行動がドナーそっくりになったという部分のディテールにほとんど共通している例がある。

 となるとこれは混合とか派生とかの可能性も無視できなくなるので、デマではないかという疑いも当然否定できません。

 こういう「物語」を内包した不思議体験はわれわれ一般大衆のもっとも好むところでもあります。

 意図的ではなくともデマが醸成される土壌は、充分以上にある。

 実際、こういった臓器移植による「記憶転移」に関しては、合理的な解釈もいくつもあげることが可能だそうです。


ソース:Wikipedia
記憶転移
https://ja.wikipedia.org/wiki/記憶転移


解剖学(素材使用)


 俗説に影響されたとか強い精神的ストレスを伴う経験による心理への影響とか、あるいは薬などの副作用、手術による健康面の大きな変化に起因する心境・行動の変化を錯覚とか。

 臨死体験などでもよく指摘される事項ですが、手術中は意識はなくとも聴覚は働いていて、わずかな脳活動がそこで得た情報を夢として認識する、という事例も、この合理的解釈のひとつとしてあげられる。

 すなわち

麻酔状態下で無意識に聞いた、ドナーに関する医師や看護師の会話
が記憶され、結果として「レシピエントの知るはずのない情報」が術後に「思い出される」等という状態とかですね。

 あるいはドナーへの罪悪感や感謝が虚偽記憶やドナーとの同一化傾向を助長する、という解釈も。



 可能性として、たとえば

「いかなる臓器移植であろうと、移植される際にはその臓器に含まれるDNAが同時に移植されることになります。その中には移植される臓器だけに関連したわけではない、別の部位、例えば脳に関連する遺伝子も含まれている。こうしたことが引き金となって、心身の変化が現れることは、可能性として完全に否定することはできない」
という見解を表明する識者も存在するようですが、こういった「記憶転移」の「報告」に関しては少なくとも科学的に立証された話ではない。

 どちらかというと「不思議体験」の類に属する、いってしまえば都市伝説に近い俗説の域を出ていない、といわざるを得ない話なのでありますネ。



術前(素材使用)


 ところが、なのであります。

 もしかしたら、これが「記憶転移」の証拠(の一部?)カモしれない、ということが最近、わかってきたというニュース記事にいきあたったのでありますよ。


ソース:GIZMODO 2017.05.06 12:05
脳科学者の井ノ口馨教授にインタビュー:「臓器と脳がコミュニケーションをとっていることが最近わかってきた」
http://www.GIZMODO.jp/2017/05/minds-brains-the-crazy-things-they-do.html


 このニュース記事は脳科学者へのインタビューで、ほかにもいろいろ興味深い点がたくさん語られているのですが、本日は臓器と記憶の部分にのみ焦点を当てておきます。

 ほかはまた後日機会をうかがって、ということで。_(_ _)_



逆転(素材使用)


 臓器と脳のコミュニケーションなどというとなんだか不気味な感じがいたしますが(^_^;)。

 脳から臓器へ「命令」が下されるであろうことはわれわれ素人でも簡単に想像することができる、というかむしろアタリマエな感じではあるんですけど、コミュニケーションとなれば逆方向もある、ということでしょうかね。

 具体的には臓器のなかでも特に「腸」が脳とコミュニケーションがあることがわかってきているらしく、

腸の状態が脳に反映されている、腸の状態に脳の活動が影響を受けるというのがある
らしい、ということ。

 なぜ身体の消化器官の末端である「腸」がクローズアップされてるのかは感覚的によくわかりませんが(^_^;)、まあ別に腸に限った話でなく、たとえば二日酔いの原理などもこれで説明がつく、という話につづいている。

 すなわち、

二日酔いで脳がドヨンとするといったことは実はこれなんじゃないかと考えられます。脳が胃の状態を知覚しているというだけではなくて、胃の状態が脳の活動に影響を与えている
のではないか、という話であります。なるほど。(`▽´)

 腸が一番注目を浴びているのは、報告がたくさんあるからなのだそうですが、腸以外の臓器が脳に影響を与えている実例として
以前行われた実験で、年をとって記憶力が低下したネズミの血管を若いネズミの血管とつないで、血液がお互いに行き来できるような状態にして、また血管をもとに戻したところ、若返って記憶力も回復した
という報告があげられている。

 これは年寄りの脳が一時的に若いネズミの血液を循環させることで若返った、という内容のようですけど、若いほうのネズミに脳の老化傾向が発現したかどうかという点も気になりますな。(`▽´)



循環(素材使用)


 ここで報告されているのはあくまできわめて部分的な「脳と臓器とのコミュニケーションの痕跡」程度の話であるような気もしますので、この一事をもって

  臓器を移植すると記憶も転移する

ということの証拠とするわけにはとてもいかないんでしょうけど。

 ただSFめいたフィクションを構築するには、情報としても充分以上の価値があります。

 臓器から情報が得られる可能性があるとしたら、死体の争奪戦なんて仕掛けも仕込むことができるし、確認された事実に基づいて情報を拡大していけば非常に説得力も増大させられそう。



 腸の命令に基づくのか知りませんが突然増幅した飢餓感に突き動かされて肥満一直線本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






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