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2017年6月29日木曜日

薬と電気ショック。記憶を消すことができるようになりそうな最新研究成果はどっち?


 答え。両方。
 青木無常でありまする。

爆撃(素材使用)


 なんと、イヤな記憶を消すことのできる方法が、二種類も報告されているそうです。

 薬と電気ショック。

 うん。薬のほうがいいよね。つか、電気ショックはちょっと…ね…(`▽´)

 どちらもけっこう前の情報なので、現時点でどれくらい進展しているのかいないのかはわかりませんが、なかなか興味をそそられる話であることはまちがいござんせんよな。


カラパイア 2013年12月27日
脳に電気ショックを与えることで嫌な記憶を消し去ることに成功(オランダ研究)
http://karapaia.com/archives/52149522.html


カラパイア 2014年06月10日
飲むだけで嫌な記憶を消し去る薬剤成分が発見される(米研究)
http://karapaia.com/archives/52165334.html


衝撃(素材使用)


 まず電気ショック。

 名称だけで痛そうだし、かなりイヤな感じなんですが、実際どういうことをされるのかというと

頭部(両前頭葉上の皮膚に電極をあてる)に通電することで人為的にけいれん発作を誘発する
ということだそうです。やっぱイヤだな。かなり。(`▽´)

 さらに具体的な実験の手順としては、

・被験者にスライドを見せる。

・しばらくしてからスライドの内容を思い出してもらいつつ、脳の「再書き込み」過程が始まると同時に電気ショックを与える。

 …という感じ。

雷撃(素材使用)


 で、翌日に再質問してみると、電気ショックを受けながら思い出してもらったスライドに関しては答えられなかった、という結果を得られたのだそうな。これは

記憶は利用されるたびに心の倉庫から取り出され、脳の回路に再び書き込まれる
とされる「記憶の固定化」という理論に基づいた実験で
脳が再固定化の過程にあるときには、記憶が破壊されやすくなる
ということなんだそうですよ。

 学校で習ったことを復習とかしても心ここにあらず状態だと何も頭に入っていない、などと説教くらったりしたものですが、再固定化がうまく機能しなかったということなんでしょうなあ。(`▽´)

 で、この実験の結果として

体をあまり傷つけることなく、記憶の固定化を妨げる新しい方法の発見に役立つこと
が期待されているらしいのですが…あまり傷つけることなく…て。ネ? (`▽´)





 と、どうにも受ける側としては忌避したい方法ではなく薬を服むだけでイヤな記憶を忘れられないものなのか、とか己にやさしい甘えんぼさんのご要望におこたえしたのかどうかはわかりませんが。

 とある薬をマウスに与えてみて、肉体的苦痛にまつわるイヤな体験を忘れさせることに成功したというのが、もうひとつの実験の成果でござんす。

 フィンゴリモドというその薬は免疫システムを抑制するのだそうですが、

軽い電気ショックを与えられ、ケージに戻るときに恐怖で固まって動けなくなってしまったマウスにこの薬を与えると、すぐに動き回ることができるようになった
のだそうな。また電気ショックか。(^_^;)

 どういうメカニズムかというと、
薬が血液脳関門を突破し、電気ショックという不愉快な記憶を忘れたため
と考えられているようです。

 人間で実験したらどうなるかというのは記事の時点では確認されていないようですが、その後進展があったのかどうかが気になります。

 ちょっと調べてみた限りでは残念ながら、この実験以降の成果らしきものは見つかりませんでしたけどネ。



薬撃(素材使用)


 忘れてしまいたい記憶なんて山ほどありますが、そういうのっておおむね失敗に連結した記憶ですから、仮に薬でイージーに忘却可能になったとしてもあまり使わないほうがよろしいでしょうな。

 PTSDとかそういう方向でなら有益に使用できるでしょうから、期待されているのもそちら方面なんでしょうけど。

 まあただし副作用はやっぱりあるようなので、そのへんは気をつけなきゃならんらし。



 薬に頼らずとも人間はけっこう自分に都合よく過去削除できてるらし本日は以上。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






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