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2017年5月7日日曜日

コンタクトレンズ型拡張現実デバイスが日常となった架空の未来を描くショートフィルム動画の中途半端なディストピア感


 わかりにくいス、若干。オチが。
 青木無常でござんす。

出現(素材使用)


 グーグルグラスとかいうシロモノは普及するどころか単なる失敗作として消滅しつつある印象しきりでありますが、アレがコンタクトレンズ型になったらどうか。

 …的なネタを素にして、近未来のウェアラブルデバイスを扱った架空の動画がYouTubeに公開されているのでございますよ。

 動画中で主人公が装着しているのは、念ずるだけで操作することができるコンタクトレンズ型情報端末。

 ご想像通り、非常にお手軽で便利なツールなのですが、その裏には戦慄すべき未来社会の実像が…という感じの筋立てになっていて…


カラパイア 2014年09月05日
眼の中の拡張現実。近未来に起こりうるであろうウェアラブル・デバイスの恐ろしさを描いたショートフィルム「Sight」
http://karapaia.com/archives/52172239.html


A Sci-Fi Short Film HD: "Sight" - by Sight Systems



 動画は、床にうつぶせで寝ころんで奇妙な動作をしている一人の男から始まります。

 四肢を上に逸らしつつ腹でバランスをとっているような姿勢で蠢く男は、コンタクトレンズ型デバイスで仮想現実の空中を滑空してターゲットを通過し点数を稼いでいくゲームをプレイしているところらしい…

 …という感じで、実際に存在する商品をPRするムービーででもあるかのようにしてストーリーは始まります。

 ま、はっきりいって、この姿勢で床に腹這ったりするのは苦しいだけのような気はするものの…(^_^;)



 ゲームを終えた男は冷蔵庫から食材を取り出し、まな板で調理を始めるのですが、コンタクトレンズ型デバイスは食材の切断部まで懇切丁寧にガイドラインを表示。

 フライパンのふりかたまでガイドが出てくる徹底ぶりで料理は無事完成。

 食事しながら眺める動画も、コンタクトレンズに映し出された仮想現実であるようです。

 しかし食事中に流してるのが、カタツムリの脳をコントロールしてゾンビ化させ最終宿主である鳥にわざと食わせて寄生完了するおぞまし寄生虫「ロイコクロリディウム」の動画ってのはどういう趣味なんだか…(-_-)




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 デバイスはリマインダーの役割も果たし行動開始の時間が到来したことを男に告げ、衣服のコーディネート候補も提案。

 至れり尽くせりでありますな。



 仮想現実に夢中なあまり、デートの待ち合わせ相手が到着したのにも気づかずデバイスに注意喚起されたりもする。

 さらにはデートすらもアプリから指示が出る。

彼女の表情を分析してその時の気分を割り出し、こちらに興味が向くような話題を提供するなど、すべてをアレンジしてくれる
というアプリのサポート具合の「そこまで?」感がすさまじいです。

 そして彼女も同じデバイスのユーザーで、趣味のランニングをしている最中に故障して帰り道がわからなくなり困ったなどと言い出したりする始末。

 世の中全体にこのデバイスが浸透していることがうかがわれます。

 まるでわれわれが持ち歩いている、あのデバイスのごとく。



拡張(素材使用)


 男が実はそのデバイスの販売元に努めていることを知るや彼女は興味津々で
私たちの視覚を操作してるって本当?
などと直球の質問を投げかけてきますが、もちろんそんな噂はデタラメだと男は答える。

 そのあいだもデバイスは働きつづけ、まるでゲームのように彼女の気分の上がり下がりがスコアとして表示されつづけたりしているわけです。



 店への支払いも拡張現実ですませ、二人はいいムードで男の自宅へ。

 ところが出会い系アプリを使用していることをうっかり彼女に知られてしまう。

 怒りもあらわに立ち去ろうとする彼女に向かって、男は奇妙にフラットな命令口調で
私は「待て」と言ったんだ。
と口にする。

 瞬間、彼女の顔から表情が消失して動きも停止し…

 …彼女の瞳に装着されたデバイスが、不気味な光を放ち始める。




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 YouTubeの翻訳機能は限定的というか、up主の設定次第らしく、この動画の場合はけっこうマシでわかりやすいほうなんですが、残念ながら表示された画像の内容までは翻訳が入っていない。

 女の動きが停止した時点で、男のデバイスに表示されたアプリが何かの情報を提示しているのですが内容がよくわからず、従ってオチも判然とない感じでして…



 催眠術のようなもので彼女の感情を操作し、男がミスをゲームのように「リセット」した、という結末なのではないかと思うんですけど、正直よくわかんないんですよね。

 最初見たときは、実は彼女がアンドロイドだったとかそういうオチかと思ったんですが、たぶん、勘違いでしょうな。



われわれのいる処(素材使用)


 自分が気づかぬまにだれかに「操作されている」としたらまちがいなくディストピアなんですが、この動画終盤で暗示されているがごとく、彼女が「いい気分」に操作されるとしたら、それは不幸なのかどうか。

 まあ誘導された偽物の感情が人生を豊かにするかどうかは疑問なんですがね。

 ただ…それいいだすと、別に仮想現実や拡張現実を持ち出さなくとも、資本主義社会のコマーシャリズムそのものがすでに完全に近い形で「誘導される人生」を確立しているともいえそうですし…? (((( ;゚Д゚)))



 デバイスの指示通りに生きる人生が楽しいのかと疑問をお持ちなら、ご自分の人生を再チェックしてみたほうがよろしいのカモしれませんよひひひ…?



 仮想現実でもうまくいかなきゃ現実と同じだし本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






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