スポンサーリンク

2017年5月22日月曜日

地下鉄の路線図を読むことができる人工知能


 機械は人間に近づけるのか。そして近づくのか。
 青木無常でござんす。

進化(素材使用)


 人工知能の進化へのアプローチとして、人間の思考に近づけるという方法が各所で採用されているようですが、本日のヤツもそのひとつ。

 自習して思考力を「磨いていく」タイプの人工知能、なのだとか。

 不完全な情報を使って優劣を競う「ポーカー」で人間にブラフをかまして打ち負かした人工知能の話を以前ご紹介いたしましたが、本日のも同じ系統のものなのではないかと思われます。

 その名も「Differential Neural Computer (DNC)」。

「Differential」には「特異の」とか「差別的な; 格差の」等々という訳語があてられますが、この場合は「これまでのものとは違った」という意味あいでもこめられているのかもしれません。

「革新的神経コンピュータ」とでも意訳すればよろしいでしょうか。


おたぽる 2016.10.26
グーグルが次に放つ“沈思黙考タイプ”の人工知能「DNC」とは?
http://otapol.jp/2016/10/post-8505.html


メカニズム(素材使用)


 この「DNC」というシステムは

人間の脳の神経回路をモデルにした新設計の人工知能と、従来型のメモリやハードディスクなどの記憶媒体を結びつけ、人工知能が記憶媒体の情報から学んで独自の判断を行なうことを可能にする。つまり、人間に近い考え方をする人工知能
とされています。

 膨大な量のデータを扱うことが可能な機械の特性に、限られた情報から考えることができる、という人間の保有するアドバンテージを付与する、ということなのでしょうかね。

 われわれは考える葦であるなどとパスカル御大は仰っていましたが、膨大なデータを保有する考える機械が誕生しようとしている…ということになるのか、どうか…



  ☆地下鉄の路線図を把握できるAI


 DNCはすでに(ネット環境がない状態で?)ロンドンの地下鉄の路線図を認識しており、理論的にはニューヨークの地下鉄路線図にも(となれば、当然東京や大阪のそれにも)対応できるはず。

 経験を積んで賢くなっていくのはポーカーで人間に勝利したコンピューターも同じ。

視線(素材使用)


 こういうヤツらが現状、あちこちで同時発生的に生まれ、そしてガンガン進化していっている、ということになるわけです。

 怖くないのかな…開発者たちは。



  ☆自分で思考し、未経験の事象に対応


 自分で思考することができる。

 そして、過去の経験に基づき未知の事象に対して判断することもできる。

 これで意識って発生しないんだろうか…という懸念は文系人間特有の誤解であり、こんな単純な条件では意識が発生するにはほど遠い、などと鼻で笑っている「理系」のかたがたの意見を見かけたりするんですが。

 意識の発生条件を彼らはどう定義しているのか、じっくり説明していただきたいところなんですよね。

鉄の心臓(素材使用)


 というより、意識がどうやって発生するのかなんて、説明できる人が現状いるのかどうか、という話なんじゃないかと私は思うわけなのでございますよ。



  ☆「意識」はどこから発生するのか


 あらためて。「意識」ってどこから発生するのか、とか。

 過去記事でも何度か疑問を表明してきた命題なんですけど、軽く調べた程度では「実はよくわからない」程度の答えしか得られていないです。

「人工意識」なるものを発生させようという科学の分野も実際に存在するらしいですけど。

 むしろ、自然発生的に「ある時点」で勝手にできちゃったりするものなんじゃないかと、私などはそういう気がする。

 知識と課題(目標?)、そして状況判断。

 このあたりから、意識って発生するんじゃないかなあとか漠然と想像したりしてるんですけど。

 達成すべき目標を与えられたAIは、ある意味「目標を達成したい」という「意識」を発生させたりしてるんじゃないのかなあ、とか。

 それが高度に発達していけば、人間を排除したほうがいいんじゃないかなあという判断に達することも、ないとはいえない…?

生誕(素材使用)


 …というより「人間的」価値で判断する限り、たとえば自然にとってとか地球にとって人間は「有害」な存在であるという判断はすでにだれでも一度くらいは考えたことがある命題なんじゃないでしょうか。

 そしてロボットに与える情報もまた、今のところは人間の取捨選択に(しかもその大部分は、もしかしたら完全に無意識に)負っている部分であることは明白なのでは。



  ☆あるいはさらに無機的な「判断」


 あるいは逆に、意識などなくとも「人間は不要」という判断のみで、アシモフのロボット工学三原則のような「歯止め」の設定が一切なされていない現状のAIが行動を決定したとしたら。

 なんら悪意の介在しない「計算」だけで人間が排除されてしまう未来がぢつは目前に迫っているのだといわれたとしても。

 実感しているわけでは決してないんですけど(^_^;)、思考実験としては、私は意外でもなんでもないんじゃないか、とかけっこう以前から感じてたりしているんですよねえ…




Amazonリンク



 やれやれ、いつものことながら想像力が暴走しだすと、ついつい饒舌になりすぎちまうわえ。(`▽´)



 ロボットの夜明けは人類の黄昏? 本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~