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2017年5月9日火曜日

幽霊の正体見たり、ダークマター。


 いや、その可能性だって否定はできないって話。
 青木無常でありますよ。

磁場(素材使用)


 本日のお話は、二段階にわかれます。

 まず、第一段階は、素粒子物理学の観点から「幽霊」などというものが存在するのならすでに検知されているはずだから存在するはずがない、という意見。

 それに対する反論が、第二段階。

 いや、ダークマターとか理論上あるはずなのに検知できない物質はあるだろ? という意見。で、あります。

 おもしろいのは、反論した方も「むしろ幽霊は信じていない」と公言しているところ。

 幽霊を構成するのがダークマターかも、という視点はあまりにも意外すぎて、この部分もまたきわめて興味深い話でありますえ。


GIZMODO 2017.03.16 20:03
正体はダークマター? はたして“幽霊”は存在するのか、素粒子物理学の視点から考える
http://www.gizmodo.jp/2017/03/ghosts-dont-exist-from-the-viewpoint-of-elementary-particle-physics.html


物質(素材使用)


 大型ハドロン衝突型加速器というシロモノは極小ブラックホールが発生する可能性があるので危険

 …とかいうことを警告する人がいたりする物理のなにやら難しい実験を行う巨大機械なんですけど、もし幽霊が本当に存在するならこの装置ですでに発見されているはずだ、というのが否定派のとある博士の論拠でして。

 すなわち、

もし幽霊が存在するならば、現在の素粒子研究の基本的枠組みとして考えられている標準理論上の素粒子と相互作用できるはずだが、そんなものはない
という論理ってわけですネ。



ハドロンの人影(素材使用)


 ところが、とあるサイエンスライターさんがその説に真っ向反論。

 大型ハドロン衝突型加速器によって発見されていない(理論上は存在するはずの)物質は存在する、と述べ、幽霊を構成する物質はそういった人間が発見できていない素粒子である可能性だってあるじゃないか、とおっしゃったわけでありんす。

 このサイエンスライター氏はオカルトは信じない派だそうで、普段はむしろ超常現象を(現代科学の範疇で?)解明する立場のかたなんだそうですが。

 ありがたいことに、だからといって幽霊は存在しないとは断言できない、という立場をとっていらっしゃる。



 さらに某大学の教授も
自身は粒子物理学で幽霊を探す研究をしているわけではないので、間違っている可能性もある
との注釈つきで、
「非常に小さく低エネルギーのダークマターの調査は今まさに行なわれている最中です。アクシオンが存在するかどうかはまだわかっていないんです。幽霊がアクシオンで構成されていないと誰が断言できます?」
とGizmodoに語ったんだそうな。




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 で、このニュース記事の最終段もまたかなり興味深い。

 すなわち
理論上の予測では、アクシオンが実際に存在するならば、電磁場で光子に変化したり戻ったりすると考えられて
いる、という段であります。

 この「光子に変化したり戻ったりする」という部分に着目して記述されたGizmodoの論評が
現れたり消えたりする現象は幽霊そのもの...。幽霊は電磁場の強いところで現れるというのもよく聞く話です。
という一文。なるほど。おもしろいですねえ。



 別に両博士は、だから素粒子こそ幽霊を構成する要素であるなどと断言されているわけでもないし、単純に「その可能性も否定できない」から除外するのは科学的態度ではない、といっているだけなんですがネ。

 信じていないとしてもこういう真摯な姿勢を忘れないでいてくれる研究者のかたがいるというのは、たいへん心強いお話であります。



プラズマ(素材使用)


 私も幽霊って何で構成されているのかとかエネルギーはどうしてるんだとか考えたことはございまして。

 人間の思考と同等の情報を保有してるんなら、それに必要なエネルギー量はそんなに簡単に空気中からとか得られるはずはないだろうし、フィクションとして登場させるにしても理論的裏づけが大変だよなあとか思ってたりしたものですから。

 幽霊はダークマターの一種であるアクシオンから構成されていて云々とか物語中に挿入すれば相当ハッタリ効くぞとこの記事読んで思ったりしたので。(`▽´)

 もし創作なさるんならとか何かにお使いになりたいんなら、どうぞおすそわけいたしますよ。(^_^)



 あと「観測」されないという部分に着目して、量子論とかにからめて(「シュレーディンガーの猫」だネ)疑似科学的理論をでっち上げたりもできそうだよな、とかも考えたりしてるんだけど、それに関しては機会があればまたそのうち。




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 鏡の向こうからダークマターが睨みつけてきてるので本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~