スポンサーリンク

2017年5月1日月曜日

短編3D動画「Black Holes」は火星ミッションに赴く宇宙飛行士が果物に導かれてスター・ゲートの彼方に…?


 正直、正体がよくわからない。(`▽´)
 青木無常でござる。

トリップ(素材使用)


 おもしろいし、技術的にもすさまじく高クオリティなんだけど何だか正体がよくわからない、3DCGを駆使した短編アニメについての記事を見つけましたので、ご紹介いたしますですよ。

 なにがよくわからないのかというと…キャラとか設定とかストーリー展開なんかはナンセンスおもしろ路線なのに、なぜか後半になって…という。(`▽´)

 続編製作が前提となっているみたいなので、きちんとした結末がついているわけではないんですけど、それにしても…?


ねとらぼ 2017年03月24日 15時00分
そうだ、火星行こう(メロンと) 短編アニメ「Black Holes」制作のきっかけは「お尻の穴の鋭い痛み」(謎)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1703/24/news105.html


 キャラ造形は極端な三頭身で完全にコメディタッチ、演出もアメリカ的なデフォルメが効いていて、前半部には不穏な雰囲気はいっさいない。

 この感じから、なぜあんな展開に…? という疑問符しきりの謎ストーリーは単なるパロディなのかどうかも判然としないのですが…

 …と、歯切れの悪すぎる_(_ _)_前説はこのくらいにして、まずは動画をご覧いただきましょうかね。


Black Holes I Official proof of concept 2017



 ストーリーは、司令官として火星に向かう予定の宇宙飛行士デーブの身辺から始まる。

(デーブ、ときいてピンときたなら、そう、その直感は正しいですけど、詳細は後半部までお待ちくだしゃんせ)

 粋にピアノなどを弾きながら登場する主人公のデーブだが、もちろん彼がこの先さんざんな目にあうことなど知るよしもなく。

 パーティで出会ったセクシー美人の父親が旧知の男であったことこそ、エリート宇宙飛行士の悲劇の開幕にほかならなかったのだ。

 その男、フィンガー教授こそ、デーブの火星ミッションに先立ち健康上の問題がないかどうかを確かめた医師。

 その確認の方法は…「ケツの穴の検査」! (`▽´)

 なんで火星ミッションにケツの穴が?

 …などという疑問はおきざりにして、検査ベッドに下半身ムキ出しのワンワンスタイルで待機させられたデーブは、あらゆる角度からフラッシュをたかれて写真を撮影され!

 めでたく(?)合格。

 教授の名前(つまり、フィンガー(`▽´))から連想されるようなシーンは幸いにして見受けられなかったものの、まずまちがいなく狙って行われた命名でございましょう。(`▽´)

 その検査はデーブにとって激しいトラウマとなってしまう。


Amazonリンク



 そんな教授との、思わぬ再会に思い出したくなかった記憶を刺激されたデーブだが、気を取り直して火星への出発準備にとりかかる。

 しかしそこにも予期せぬ障害が。

 上司に頼んでおいた買い物リストのうち、もっとも大切なデザートのプリンが「無重力空間では分子構造が液状化してしまう」ために許可されなかったのである!

 かわりに選ばれたのは、遺伝子組み換えで作成されたタネなしメロン。

 タネがないのになぜメロンが生まれた? と、無用に無意味な疑問を抱いたデーブは「生きていない」メロンと宇宙にいくことに忌避感を覚え、独自に分析チームを雇うのだった…

 ところが。

 最先端科学を駆使して分析されたメロンの正体は「人間の生まれ変わり」で、前世はファッションデザイナー! という分析結果が!

 このあたりですでにイミフな感じがにじみ出てきているんですけど(^_^;)、ストーリーは容赦なく進展する。

神のごとき(素材使用)


 宇宙服ができあがったからと、好物のプリンを食べようとした矢先に呼びだされたデーブは、異様にアートな感じのふざけたデザインの宇宙服に憤慨する。

 だがそのデザインをしたのは前世がファッションデザイナーであるメロンであったらしい…

 …という(^_^;)、スピーディというか短絡的かつ唐突な展開に唖然とするひまもなく、物語はさらに素っ頓狂な方向に加速の一途をたどります。すなわち…

 なんとくだんのメロンがNASAを支配してしまい、あげくの果てに重要な火星ミッションに同行するパートナーさえ、そのメロン当人(?)に確定してしまったというのである!

 発声装置つき移動用マシンを装着したメロンはデーブの家やロケットの内装まで悪趣味に飾りつけてしまい、彼の人生をも浸食し始めてしまう。

 頼みのフィンガー教授の「ケツの穴検査」もメロンは口車で切り抜けてしまったばかりか、セクシーな教授の娘ともいつのまにやら親しくなっており…

 あげくの果てに、予定になかったはずなのに教授から「次はきみの番だ」と宣告され…

 困惑し混乱するデーブ。



指(素材使用)


 という感じで、若干シュールながらコミカルな感じでストーリーは展開していくんですけど、ここらあたりからイミフなシーンの連続になる。

 なんと、唐突に宇宙船(ポッド?)に一人搭乗したデーブが宇宙を飛行しているシーンに切りかわったかと思いきや…

 …そう。

 あの、キューブリック監督の不朽の名作『2001年宇宙の旅』そのままの、スターゲートのシーンへと突入していくのである!

 その再現度のみごとさは特筆モノではあるのだが…

 哲学的とか難解とか巷ではいわれつつも、クラークの小説版とあわせればある意味明快なキューブリックの「不可解さ」とはまったく別種の「わけのわからなさ」がこのあと最後までつづいてしまうのでありますよ。

 NASAの刻印が刻まれたポッドは『2001年宇宙の旅』とまったく同じの「謎の部屋」にたどりつく。

 なんの説明もないまま「デーブ」が部屋の中に佇んでいるのも同じなのだが、やがて別室からピアノの音が響き始め…

 …ピアノを弾いていた「老境の」もう一人のデーブが唐突に現れて(このあたりの説明のなさも『2001年』と同様ではあるものの)宇宙服のデーブと対面。

未来(素材使用)


 この「謎の部屋」にはなぜか宗教絵画のようなものがいくつか飾られているのだが、これにもイミフな仕掛けが。

 すなわち、スペインの教会の劣化した宗教壁画の件。

 地元の敬虔な信者である老婆が、壁画の劣化を看過できずに勝手に修復してしまった、というニュースをご記憶されていらっしゃいますか?

 善意であっても「修復」後の絵画はあまりにも下手くそで、キリストのご尊顔が「猿」にしか見えないシロモノに変貌してしまったという、あのニュースです。

 なぜか、その「修復」前と「修復」後の画像が、「謎の部屋」の壁にかけられた絵画に混ざっているという…。(`▽´)

 意味が…というか、意図が、読めない…(^_^;)

 このシークエンス全体が単なるギャグのような気もすることはするんですけど…


Amazonリンク



 …そしてなぜか謎の部屋にメロンも出現し、わかったような利いた風な哲学的っぽいセリフをノベ始める。

 さらに。

 異音がけたたましく響き始めると同時に、もう一人の、年老いたデーブの腰部に装着された「黄色い液体」の入ったパックが膨張し始め…

 …うろたえ、悲鳴をあげる宇宙服のデーブを尻目に、暗転する画面とともに響きわたる破裂音!

 …ナニコレ、としかいいようがない。(^_^;)

 黄色い液体は点滴のようにも見えないことはないが、老人が装着していることから素直に連想すると、おしっ×としか思えなくもあるし…いずれにしてもイミフすぎるというか…

 その後、クラークの有名な言葉をもじったとおぼしきナレーションが入り…

 …地上管制室からデーブに呼びかける通信の音声のシーンへと、これまた唐突につながるのです。

 デーブは気絶したとメロンが(宇宙船またはポッドの中から)返答。

 そして、現在地を知らせろと問いかける地上管制室への、メロンの答えは…

  セクターB-21、星座特異点の近く

などという、あまりにも唐突かつイミフなもの。

トラップ(素材使用)


 さらに、気絶していると報告されたはずのデーブが「聞こえている」と口をはさみ、何が起こったのかというヒューストンの問いに対して答えた内容が…

 あの『2001年宇宙の旅』の、不気味なラストシーンを含むすべてのシーンの意味を理解した、というものなのであります。

 字幕を参考に正確に記載すると

The ending, with the creepy gazer, star child and everything. Yeah. I get it now.
というセリフなんですが…。

 このセリフのあとになぜかヒューストンの地上管制室に喝采が巻き起こり、「TO BE CONTINUED」の文字とともにエンディングへと…



管制(素材使用


 意味がわからない、という声がまざまざと聞こえてきそうですけど、決して私の要約が下手くそなせい(だけ?(^_^;))ではないことと思います。

 シュールながら明快なコメディとして展開していた中盤部まではともかく、教授に「再検査」を宣告されてから以降のシーンは唐突にして思わせぶりでありながら意味不明すぎて…。

 つか…どうもその、ケムにまかれた感が、濃厚に…(^_^;)



 ねとらぼの記事には製作陣へのインタビューも含まれているんですけど、それもやっぱり動画と同じく前半部は明快、比べて後半部は思わせぶりというか意味不明というか…

 メインのテーマは哲学的とか

火星ミッションを通して人生の意味を表現して
いくとか、かと思えば
大きな目標を成し遂げることの素晴らしさや人類の偉大さを
伝えていきたいとかいう、やけにありがちで明快な所信表明が突然出てきてたりするし…



宇宙の旅(素材使用)


 この作品、つづきはクラウドファンディングで資金を調達する前提で欧米のテレビチャンネルやネットテレビとも協議をしているとのこと、だそうです。やれやれ。

 こ奴らが何か意図があって壮大なストーリーを構築するつもりなのか単なるパロディ屋のパロディ的な大言壮語を繰り広げているだけなのかはまったく見当もつかないくらいよくわからんのですが(^_^;)。

 KICKSTARTERで彼奴らに寄付すれば、つづきが見られるカモみたいですよ? (`▽´)

 ご興味がおありなら、投資してみては?



 私は投資するつもりはないし(そもそもそんな余裕もないし)、続きが目についたら見てもいい、くらいのスタンスでとりあえずは生あたたかく見守っていたいと。(`▽´)



 全体のクオリティにはけっこう満足しつつ本日は以上でありますよ。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






Amazonリンク