スポンサーリンク

2017年4月19日水曜日

人工知能の「知覚」と「目標」


 人間と同じ、ではないでしょうけど。
 青木無常でございまする。

聖母(素材使用)


 人工知能が人間に敵対したらわしらは到底かなわないのではないか、という趣旨でこれまでいくつかの記事を書いてまいりましたが、

  そんな考えかたはズレている

という、なんとも爽快にそんな杞憂を一刀両断してくれる記事も実は発見しております。

 そもそも AI vs 人間 という対立軸そのものが成立しない、という論理展開(たぶん(^_^;))の識者のご見解といっていいのだろうと思いますが…

 …本当にそうなのか、という疑問はどうしてもぬぐえない…

 ともあれ、まずはその見解を表明している「ライフハッカー」のニュース記事からご紹介いたしましょう。ほれ。


ライフハッカー 2017.02.20 08:00 pm
AIで仕事はなくならない──AIにまつわる「不都合な真実」とは何か?
http://www.lifehacker.jp/2017/02/170220_bi.html


地球にやさしくww(素材使用)


 まず、AIが人間の仕事を「どこまで」奪うのかという文脈から、

「AI vs 人間のように語ること自体、そもそも間違い。業務の何かが自動化されることは大量に起こるが、大半の人間の仕事がまるごと消えることは起きない。むしろ新しい仕事が色々増える可能性が高い」
という分析が語られます。

 このあたりは私も別に否やはない。




  ☆局所的に消滅する技能や仕事は存在する


 私の見解としては(そしておそらくは世の多くの仕事人の感覚としても)「大半の人間の仕事」がまるごと消えることはなくとも、特定の分野の仕事が「まるごと」消えることは避けられない、という点が、あることはある。

 たとえば電車の運転なんざ、実質的にはもう機械にまるごと置き換えても八、九割は問題ないでしょう。

 というかたぶんそれに近い程度にはすでに置き換わっている。

運転(素材使用)


 だからこそ運転士が居眠りしてその姿をSNSに晒されて問題化、とかいう気の毒にして間抜けな事態も実際に起こっているわけです。

 とはいえ一足飛びに、運転士を廃止できるかというとそのあたりはまた別の問題ではある。

 でも感覚的な違和感(不安感?)を除けば、技術的にはもういらないんじゃないかって気は、濃厚にいたします。

 でなけりゃ、運転士が居眠りしているような現状で正常に運行できるはずもない。

 以前、意地でも動こうとしない自動運転自動車ができてしまう危惧を書いたりしましたけど、でも現実的には自動運転自動車なんてものも実用化はすでに近い。

 実際ロボットタクシーなんてものも現実の都市に投下されそうだし。

 工場のオートメーション化なんてレベルの話ならわしらが子どものころからすでに教科書に乗ってたし、ロボットの導入によって仕事を奪われたなんて事態も個人レベルではむしろありふれた話でございましょうし。

オートメーション(素材)


 電車が自動で運行可能となれば、全国にかなりの規模で存在すると思われる運転士が一気に居場所をなくすことになりかねない…

 …という点において、現在は過渡期にあたる、という程度の意味で、鉄道各社は運転士廃止に移行できないのではないかと私は勝手に想像しておるのですが、実際どうかはもちろん知らんがね。(`▽´)




  ☆機械がいきなり人間に置き換わるわけではない


 ま、ともあれ運転士はいなくなっても「仕事」そのものがなくなるということはない。

 身につけた技能が一気に無意味となった立場のかたがたは別の仕事なり職場なり転職なりといったストレスにさらされる状況は否めないでしょう。

 でも大局的に「機械が人間にとってかわる」などという極端な状況は、そうそう簡単には起こり得ないでしょ。


Amazonリンク



 そういう意味において、AIのせいで世に失業者があふれ返り社会崩壊、などという事態を想定するのは逆になかなか実現し難い事象であるだろうし、従ってそんな心配は無用。

 …と、私も、考えています。

 つか、そんなことを心配しているわけじゃない。たぶん、世間一般も。ねえ?




  ☆日本はAIに関する認識が「ずれている」のか?


 ニュース記事で指摘されているのは、日本人が一般的に抱いている「AIに関する認識」が大きく「ずれている」というもの。

 具体的には

万能のように思われているAIだが、そもそもAIは計算環境と機械学習(深層学習を含む)、自然言語処理などの情報科学、訓練データを組み合わせて人間が実現を目指すゴール
に過ぎないのだ、という指摘内容であります。ん?

認識(素材使用)


 むしろ人間に比べるとAIにできることは非常に限られているんだけど、
できることが極端によくできる、そのことが万能に近いと誤解されている
のであると、つづけられる。

 それは確かにそうだが。

 その「極端によくできる」ことの内容が、日々、異常な速度で進化してるってことなんじゃないかな、というのがまず私には疑問に思われる。

 その証拠、といえるのかどうか私自身にはよくわからないのですけど(^_^;)、論考はこのようにつづく。
多くの仕事は大局的には問題解決です。まずは、どうなりたいか、という姿や目標、志を決める。現状を見立て、解決すべき点(問題)を整理する。問題を切り分け、それぞれ分析し、全体を俯瞰し、結論を出す。その上で、『こうやればいいよね』と関係する人たちに伝える
という感じで。

指図(素材使用)


 ほら出てきましたよ。

 このブログで先日、取り上げたばかりのキーワードが。すなわち、

  問題解決

です。



  ☆意思のあるなしは無関係なのでは…?


 以前ご紹介した「ストラテジーゲーム」のクリアを目標とするグーグルの人工知能

 この研究自体、目指しているのは「ゲームのクリア」ではなく、

  「現実世界の問題解決能力の向上」

そのものであることに、ほかなりませんでした。
AIには意思がないので、人間が『こういう軸で判断をしてね』と目的を与えないと動けない。また、そういう『ガイドラインに沿って数値目標を単に設定する』とかではなく、『そもそもどうすべきだ』『この事業はどんな形にしていきたい』などという複合的かつ定性的で心に響くビジョンや最終型のイメージを描くことはAIには望むべくも
ない、と論考では語られている。

環境(素材使用)


 確かにそのとおりですが、目的さえ与えれば、あとは自分で解決できる能力を人工知能に持たせる研究こそ、ゲームをクリアさせることを最初の「目標」にすえた「グーグルの人工知能」の研究そのものじゃないですか。

 意思があろうがなかろうが。

 不充分な、というか曖昧な「目的」や「目標」をAIに課題として与えただけで、スカイネット化する可能性が充分以上にあるんじゃないか、というのが私の危惧の概要であります。ゆえ。

 仕事がなくなるんじゃないかとかそういうレベルの話ですらない。

 ま、この論理自体、なんかズレてたり勘違い入っちゃったりしてるカモしれないことは私も惧れてますがね。(`▽´)

 でも「環境問題を解決しろ」とか入力したら、AIが人類絶滅という解答を弾き出すなんて、陳腐すぎるSFもどきな感じのプロットでしかないとはいえ(`▽´)、きちんと「正しい」命令を入力しないと簡単に現実化するでしょ。

オーダー(素材使用)


 AIに簡単に「意思」が発生するかどうか、という点はとりあえず置いておく。

 けど、意思があろうがなかろうが、彼らが(あるいは、「彼」が?)人類に不利益をもたらさない確証には全然なり得ないと思うんだけど。



  ☆「身体感覚」がなくとも、問題は「不完全に」解決できるのでは?


 ライフハッカーの記事の最終段で
今、述べた問題解決の多くの段階でAIは『人間のように知覚する』ことが必要です。しかし、知覚は人間の身体(からだ)がなければできないことが随分多い
と語られていますが。

 人間にとって「都合のいい」問題解決に関しては、確かにそのとおりカモしらんけど。

 むしろ、人間の身体感覚を持たないAIに「問題解決能力」だけを持たせようとする試みがすでに行われていること自体、危惧の対象なんじゃない?


Amazonリンク


 それこそ、相当練りに練った条件つきで「環境問題を解決しろ」と入力しても、人間の「身体感覚」を持たないAIによる「問題解決」が、人間に不都合をもたらす可能性ってかなりありそうな気が私にはいたしますのですがねへへへ。



  ☆AIの「身体感覚」とは?


 もひとつ。

 人間のように知覚させる研究もたぶん、行われてるんじゃないかと思う。

 それはおいておいても、やっぱりここでコンピュータネットワークというものを考えないのは逆にバカげているんじゃないかと、素人であるせいか私は思ったりするんだよね。どう?

 視覚情報ならウェブカメラ、監視カメラといったものがご家庭や街じゅうにすでにいきわたっております。

感覚(素材使用)


 聴覚に関してはどうだろ。

 インターネット電話じゃなくても、電話網だってインターネットにつながってるよね、たぶん。

(つか、そもそも聴覚情報がないからAIは人間に劣っている、と考えること自体もナンセンスな気が濃厚にしてきた(`▽´))

 味覚や触覚も、機械経由で「情報」として遠隔地とかに飛ばして、そこにいる人間に感覚として「再現」させる試みなら、もう大学とかでも研究されている話なんじゃない?



 そういう感覚の「受け取りかた」は、人間と機械では一致しないだろうけど。

 情報として機械がそれを「処理」することはできるのでは?

 その情報を彼らがどう「受け止める」のか否かは、私には想像もしようがない話なんですがね。

視線(素材使用)


 いや、言い直しておこうか。

 想像はできるけど、想像しないほうが創作者としてはよりよい「見せかた」にできるのではないかな、とかそのあたりで。(`▽´)



  ☆別に機械に仕事を奪われてもいいけど


 機械に仕事が「すべて」奪われる未来は、まだまだ遠いカモしれない。

 残念ながら。

 そう。

 個人的には別に仕事したいわけじゃないんで、つか、むしろ仕事なんて苦痛でできればごめんこうむりたいことの代表に等しいので(^_^;)。

『マトリックス』みたいに、機械に「飼われる」未来なら、むしろ積極的に肯定したい。

 ストレスなく完璧に幸福な「夢」を見せてもらえるのであれば、という前提は、絶対条件として必要ですけどね(^_^;)。

聖母子(素材使用)


 でも。

 スカイネットみたいな機械に「狩られる」未来は、何が何でもご免こうむりたいお話であることは明白でございましょう。

「ずれて」ますかね。こういう「杞憂」。



 杞憂とか危惧とかって、ぢつは一種の快感だったりするんだよな、という裏見解はまたちがったお話になってくるのでここでは示唆だけしておきますネ。(`▽´)



 機械に意思があったとしたらわしらは監視されてるカモ本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






Amazonリンク