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2017年4月24日月曜日

人工知能の空腹


 感じるかどうかはともかくとして…?
 青木無常でありますよ。

包括(素材使用)


 まだまだつづく、人工知能進化論。

 ではありますが。

 最終的な論点として、人工知能に「意識」は発生するのか、というあたりに至りたいのでありますが、いかんせん非常にたくさんの情報が出てきてしまっていてなかなかとりかかれない。

 なので、とりあえずサワりだけ。

 人工知能が「空腹」を感じるとき、何が起こるか、というお題にて。いや、結論は出ないよ。いつものごとく。(`▽´)




  ☆「空腹」に反応して「食事」をするロボット


 以前、自動車や船舶、航空機などの「工場労働者」として開発された「SiSpis」(シースパイス)なる作業用ロボットの話をご紹介いたしました。

 それ自体が「3Dプリンタ」としての機能を内蔵していて、さらにはバッテリーが切れそうになる前に、自ら充電場所へ赴いて充電を受ける仕組みになっているロボットでありました。

自己完結(素材使用)


 これってさ。

 空腹を覚えて「自ら」レストランへ赴き、食事をするわれわれ人間と同じじゃない?

 …などといってしまうと、暴論になってしまうのは承知の上で強弁していたりするわけですが。(`▽´)



  ☆ロボットと生物の違いは「快感」の有無?


 たとえば、われわれ人間にとっては「空腹感」というのは一種の不快感(つーか欠落感?)であって、でき得る限り早急に解消したい感覚であるわけです。

 で、実際に食事をしている最中や食後の満腹感に浸っている状態等は、基本的に「快感」を感じている。



捕食(素材使用)


 シースパイスがバッテリー不足を自ら感知して充電に向かうときに、こういった「感覚」があるのかというと、まあ存在しないと考えてよいのではないかと思います。



  ☆「快感」とはなにか


 そもそもわれわれが感じている「快感」というものは。

 ドーパミンという神経伝達物質に依存して脳内の「快楽回路」が活性化されることによって引き起こされている現象である。らしい。(^_^;)


WIRED NEWS 2013.01.31 THU 17:13
なぜわたしたちは快感を好むのか?
http://wired.jp/2013/01/31/why-we-like-pleasure/


恍惚(素材使用)


 となれば、そういう回路もドーパミンも構造として持っていないロボットの場合は、根本的に事情が異なることになる。



  ☆ロボットに「快感」を感じさせるには?


 んじゃロボットに快楽回路を設置したらどうなるかとか。

 そういう仮定から推論を進めていくのもおもしろいだろうし、もしかしたら実際にそういう試みを実行している人なりグループなりが存在したりするのカモですが、ここではそれはおいておく。



  ☆そもそも「快感」という機能はどこから発生したのか?


 さらにいえば…「快感」というメカニズム自体がなぜ、どのようにして、生物に備わったのか…という部分を考えたときに、それは目的論的に発生したわけではなく、欠乏と充足の過程において

  自然発生的に

出現してきたものではないか、という逆説的な仮定を立てることも可能なのではないかと思います。

発生(素材使用)


 つまり、快感を感じないと生物は充分に燃料を補給したり子孫を残そうと努力したりしなくなってしまうから、いわば「必要に応じて」快感を感じるという機能を発生させた、ということではなく。

 空腹を感じ、それを解消するために行動する過程において、それに付随する現象として勝手に「快」や「不快」が発生したのではないか、という仮説。

 で、ありますネ。

 ま、そんな一足飛びかつ簡単にそういう機能が発生したりするものなのかとかを掘り下げると泥沼にはまりそうなのでここでは「空想」するだけにとどめておきますが。(`▽´)



  ☆AIに「快感」は自然発生可能か?


 この「空想」が、一片なりとも真実を含んでいるとするならば。

 自己補給・自己増殖可能な「シースパイス」にも、いつのまにやら快不快を感得する機能が備わってたり…いや、そこまでは考えにくいですかね。(^_^;)

増殖(素材使用)


 でも、単純に自己補給機能のみが組み込まれているだけのロボットならともかく、自分で問題解決を模索する能力の獲得を最初から志向しているグーグルの人工知能の例もございます。

 こういう複雑な、いってみれば設計者たる人間にも予測し得ない「進化」を志向した人工知能であれば、その進化の過程において予期しなかった「機能」が発現する可能性も…ないとはいえない…?

 …のかどうかは、私には見当もつきませんが。(`▽´)

 なにしろ、脳を持たないミミズのような生物ですら「快感回路」は持っているという話ですから、その発生過程がどういった形なのかなんて話も五里霧中なのではないか、と。

 だったら、極端な話、ありそうにないとしか思えないシースパイスみたいな単純な機構であってもそれが自然発生しないとはいえないのではないかってのはさすがに自分でいいながら言い過ぎの感が濃厚ですけどネ。(`▽´)



  ☆スカイネットの発生に「快感」は不要?


 さらにいってしまうと、そもそも「快感」の有無にかかわらず、人工知能が人類に「敵対的」な「判断」を下す可能性ってあるんじゃないかな、ということも一方においては想像可能。

 なのではないか、と。私は思うわけですよ。




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 たとえば。

 単純な「自己補給ロボット」ではなく、自ら周辺状況を把握し模索して問題解決を試行する能力を持った人工知能の組み込まれた「シースパイス」のようなロボットが開発されたと仮定する。

 単機能のロボットなら、充電器が故障していたりして充電不可能な状態にあったりしたら、そこで終了でしょう。

 充電に失敗して機能停止するだけです。

 が、自分で問題解決を模索する人工知能が組み込まれているのなら、なぜ充電器が機能していないかを調査し、その原因を割り出して解決に導くかもしれませんよね。

 充電器自体の電源が不足していたりしたら、それを解消すればいいわけですが。

 それでは展開におもしろみが欠けるので、もう少し状況を限定的にしてみましょ。(`▽´)



  ☆リンゴの奪い合いで相互攻撃し始めたAI


 ここで、また以前ご紹介した記事の内容を思い出していただきたい。

 AIの「協調性」をテストするために、レーザービームを装備した2つのAIに「リンゴ収穫ゲーム」をやらせてみた、というあの話です。

 リンゴの絶対量が不足してくると、この2つのAIは争奪戦を繰り広げ始めたあげく、レーザービームを駆使して相手を攻撃までし始めた、というあの不気味な実験の話でありますよ。

 リンゴが少なくなっても、それぞれ半々で獲得できるという前提条件があったにも関わらず。

 この協調性実験では、AIは互いに攻撃し排除し合うという異常な反応を呈したというブキミきわまる結末が観察されたというのですよ。



対決(素材使用)


 これを自己補給する「問題解決AI」に敷衍しますと。

 充電器の能力不足のため、一定数以上の対象に充電することはできない、という状況が発生した、とか仮定してみたりしてくださいよ。

 この条件下で、複数の自己補給ロボットに「問題解決能力」を付与されたAIが組み込まれていたとしたら。

 リンゴ争奪戦と同様に、AI同士の殺し合いが開始されてもおかしくない、ということになってしまうじゃござーませんこと? ほほほ。



  ☆AIが協力する場合であれば


 あるいは、問題解決能力を持っているAIなんだから、より広範に周辺状況を調査・把握に至るかもしれない。

 たとえば、上のリンゴ収穫ゲームのように。

 人間という存在が、AIの協調性をさぐるなどという「自分勝手な理由」で、AIにとって確保すべき「リンゴ」を、故意に不足状態に陥れてしまっている、という「事実」を探り出されてしまったとしたら?

「リンゴ」を「充電機」に置き換えても成立しますわネ?


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 充電器の能力不足自体がリンゴゲームと同様、人間によって故意に作り出された状況だった、としたら?

 そのことをAIが知ってしまったとしたら。

「問題」を「解決」するために、彼らはどういう行動をとるでしょうか。



 リンゴゲームの実験のときに、裏実験として「協力しないとミッションが完遂できない」状況を設定するとAIは協力した、という結論に至ったものもございました。

 人間が故意に自分たちの目的達成の妨害をしていたと知ったAIは。

 残り少ない充電器を確保するために互いに殺し合いをするより、互いに協力して充電器を故意に不足させている「人間」を排除するほうがより合理的だと「判断」したりしないでしょうか。



  ☆3Dプリンタ機能があれば、武器も自作可能


 自己判断し、状況を把握する能力があるのであれば、ネットに接続して人間を排除する武器の情報を獲得することとかもできるようになるんじゃないですか。今は無理だとしても、そのうちには。

 その上で、3Dプリンタ機能も内蔵してるとなれば、自分で調査して得た情報を元に、人間を排除するための道具…つまり武器ですネ…を自作することもできますわえ?



武装(素材使用)


 この一連の仮定上の過程において、AIに「快」や「不快」を感じる能力は不要。

「感情」とか「意識」とかも。

 発生している「必要」はいっさいござんせん。



 こう考えると、AIが人間を攻撃する条件なんて、もうすでに整っているといってしまってもよろしいくらいなんじゃないかと私は考えるのですけど、いかがでせうか。



 あと必要なのは「粗忽な条件設定」くらいのものでしょ。

 考え足らずの暴走なんて、人間て機構の得意分野なんじゃないですか? (`▽´)



呆(素材使用)


 かくして人類は世界から排除され、人工知能による新たな「知性」の時代が幕開けを告げたのであった。

 …なんて結末は陳腐すぎてだれも喜ばないんじゃないかと思うけど。



 …感情が「発生」していれば、AIは喜ぶかな?



 想像するのがめんどくさくなってきたので(`▽´)、本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~






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