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2017年3月13日月曜日

悪魔の公爵アガレスを憑依させると、強制的に実家に帰らされてしまうのだという


 悪魔の特殊能力が、実家に返す、て。(`▽´)
 青木無常でございますて。

アガレス(素材使用)


 悪魔学、という学問があるそうでございます。

 中世だか近世だかのヨーロッパにおいて隆盛したらしく、悪魔とか魔神・鬼神のたぐいを考察したり分類したりする学問のことだそうですが、まあ中身は現代の「妖怪辞典」のたぐいとそう変わりなさげ。(`▽´)

 魔術書とか魔道書とか、さまざまないかがわしい名称で分類される怪しげな知識を集成した書物もまたいくつもあり。

 なんだかよくわからない名前(しかも誤記とか読み違えとかが多発して、似たような名前の悪魔がぞろぞろ増殖して同じなんだかちがうんだかよくわからなくなったりもしてる)をつけられた多数の悪魔が百花繚乱。

 本日は、そんな「悪魔学」にて語られる悪魔のうち、アガレス(Agares)と呼ばれる悪魔をご紹介いたしましょう。


Wikipedia
アガレス
https://ja.wikipedia.org/wiki/アガレス


カラパイア 2015年07月30日
絶対に取り憑かれたくない中世の悪魔ワースト5と、ぜひとも取り憑かれたい悪魔ベスト5
http://karapaia.com/archives/52197347.html


使者(素材使用)


 カラパイアの記事に出てくるアガレスは、

男にも女にもなれる。男性の姿のときは、ワニに乗る老人の姿で現れる。女性のときは、若く美しい姿だ。
と描写されております。

 Wikiのほうは

クロコダイルに乗り手にオオタカをとまらせた老人の姿で現れるとされる
とのみ。

 若く美しい女性の姿という情報は、どこからきたのでしょうかね。

 さらにWikiでは

逃亡者を戻ってこさせる能力や、地震を起こす能力をもつとされる。また、あらゆる言語を教えることができる。現世的なものおよび超自然的なもの両方の尊厳を破壊する力も持つ
とつづく。

 あらゆる言語を習得させてくれるとなると、現代に生きるわれわれにとってはかなり魅力的な教師ですが、残念ながらカラパイア情報によると

が、教えてくれる単語は下品で、卑猥な言葉ばかりだ。ちょっといいかなと思ったあなた、そうした単語には人種差別用語なんかも含まれている
という、ちょいとありがたみの足りない補足がついてきてしまう。

顔(素材使用)


 老人の姿で現れるそうですが、
31の軍団を指揮する序列2番の大公爵
とのこと。なかなか高い地位にいらっしゃるようですが、31の軍団とか序列とか爵位とかの詳細も不明。

 おそらく、神学における天使の位階あたりと相応しているのでありましょうな。

 しかも属しているのは「地獄の東方の勢力」…地獄に東だの西だのあるのも感覚的によくわからないんですが、勢力というからには敵対してたり角付き合ったりしてるってことなんでしょうかねえ。



 さらにカラパイアの記事には
アガレスは被憑依者を強制的に実家に返してしまう。ときにはそれもいいだろう。失業したとき、友人や恋人と別れたとき、家を失ったとき、最後に帰れる場所は実家なのだから。
などという、気が利いているんだか利いていないんだかよくわからないトボけた記述もございます。

 おそらくは「逃亡者を戻ってこさせる能力」の拡大解釈なのではないか、と。(`▽´)

 ちなみに、私にとっては「実家」というのはあまり最後に帰りたい場所ではないので、アガレスのこの能力はたいへん迷惑といわざるを得ませんが。(´_`。)



ワニ(素材使用)


 どちらのネタ元にも掲載されている図版は、どうやら有名なコラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』からの引用らしいです。

 洋の東西を問わず、こういう「邪悪な存在」を可視化する試みというのは絵師の想像力をいたく刺激するらしく、この『地獄の辞典』の挿絵も魅力にあふれた化物の宝庫。

 かつて刊行されていた(最近復刻したらしい)『世界妖怪図鑑』という子ども向けのビジュアル主体の書籍にも多数引用されておりましたが、なぜかこのアガレスの図版は別のものが使われておりました。

『世界妖怪図鑑』を著した佐藤有文というかたは著名な怪奇作家・オカルト研究者だそうですが、いろいろ適当な引用や記述をしちゃう人としても著名らしく、くだんの図鑑の挿絵もかなりいい加減に選定されていることでも有名。

 このアガレスの画像もその手の齟齬のひとつのようです。(`▽´)



齟齬(素材使用)


 ぢつを申しますと、この『世界妖怪図鑑』という書籍は在りし日の私の愛読書のひとつでありまして。

 カラパイアの記事にふれたときに、なつかしい悪魔の名前や記憶に深く刻まれた悪魔の姿などがならんでおりましたので、ついついストックしてしまった次第なのでありますよ。



 ということで、不定期にですが、カラパイアその他の記事などを肴にしつつ、うさんくさくも楽しい悪魔の数々を、今後も折にふれご紹介していこうかと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。_(_ _)_




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 幼き日々の空想の翼を背にして未だ白昼夢の世界を遊揺したまま本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~