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2016年12月1日木曜日

恐怖は無理に克服しなくてもいい? 失敗しそうなときに役に立つ心理学


 恐怖に打ち勝て! とかゆわれてもねえ…
 青木無常でありますわえ。

天の夜明け(素材)


「失敗を怖れるな」とか「自分に克つ!」とか、気合一辺倒で励まされれば励まされるほど、逆に勇気のでない自分が責められてるような気がして「どうせ自分なんか…」とか逆に果てしなく落ちちゃったりしたことないですか?

 根性論ももちろん必要だし有効でもあるんだろうけど、特に日本全体が「やさしく」なった昨今の小僧どもには荷が重すぎそうだし?

 ま。

 正直な話、昨今の若い世代がどうこうゆわなくとも、こういう時代にまで生き延びてみて、自分がいかにそういう過剰な根性論やイケイケ主義に圧倒され圧殺されてきたかがしみじみとわかってきたりもしていますので。

 でも、恐怖をどうにかしなければならない場面というのは世代云々にかかわらず、必ず発生したりもする。

 だからそういうときにどう「恐怖」に対処していけばいいのかという指南めいたニュース記事をストックしておりましたので放出いたしますですよ。

 そう。

 無理に恐怖心を打ち消そうとか、そういうモガきはしなくてもいい、というやり方です。ありがたや。


ダイヤモンドオンライン 2016年6月17日
「失敗しそうで怖い…」とビビったときに、平常心を取り戻す簡単なコツ
http://diamond.jp/articles/-/92604


タネ(素材)


 こちらは以前「不平屋こそが世界を矯正できる。カモ。」という記事でも紹介したことのある、トヨタやソフトバンクでさまざまなプロジェクトを成し遂げてきた「Pepper元開発リーダー」という肩書もまぶしい林要さんの記事であります。

 このかたは「0」から「1」を生み出すというコンセプトのもと、誰もやったことのないことにチャレンジしつづけて結果を出してきた猛者。

 トヨタやソフトバンクなどで具体的に成果を出しつづけ、さらにはそこに安住することなくつねに新しい「ゼロイチ」にチャレンジしつづけている人生の達人といってもいい御仁なのですが。

 そういったかただからこそ指南できる、すばらしい、かつ「無理をする必要のない」数々の人生訓が「Pepper元開発リーダーが明かす「0」から「1」を生み出す思考法」というこのニュース記事のシリーズで言及されております。

 もちろん、最終的には(というより最初にとりかかるべきこととして)「(恐怖を乗り越えて)一歩踏み出す」ことが肝要。

 新しい一歩を踏み出さない限りは新しい世界は開けない、というしごくまっとうな真理に結局はたどり着くことになるわけですけど…ただその一歩を踏み出すための「巨大な壁」にいかにして対処すべきか。

 ここにわしらのような根性なしにも希望の光を与えてくれる「無理をせずに合理的に事態を処理する」方法を開示してくれておるのでありますよ。



前途(素材)


 そう。

 もちろん林さんご自身も、

思い返せば、僕自身、ゼロイチにチャレンジするときは、いつだって怖かった。
と述懐しておられる。

 そんなものは取るに足らないことだ気合で克服するのだ気合だ気合だ気合~などときいてる側の意気をむしろ阻喪させるような根性論も展開したりはしていません。むしろ、
 でも、僕は恐怖心を気合いだけで打ち消そうとは思いません。
 なぜなら、怖いものは怖いからです。
などと心強いことをおっしゃってくれている。

 失敗を恐れるななどという「助言」はむしろナンセンス、失敗を恐れるほうが人間として自然な反応であり、
それを気合いで無理に打ち消そうとしても、単なるやせ我慢に過ぎない。問題の先送りをしていると思うのです
という、しごくまっとうというか無理のない言葉を言ってくださっております。

橋(素材)


 んじゃ、どうすればいい?

 という疑問にも、もちろん答えてくれています。すなわち、
 僕は、恐怖心を感じている自分を客観的に見るようにしています。自分の感情や思考、その結果としての行動を、映画の登場人物のように観察するのです。いわゆる「メタ認知」と呼ばれている思考法です。「ああ、今、林要は怖がってるんだな……」と他人ごとのように眺めて、「なぜ、怖がっているのか?」と考えてみるのです。
との由。メタ認知という言葉は知らなかったのですが、このブログでも以前ご紹介した「マインドフルネス」にも通じる方法のようですね。

 恐怖心に飲み込まれてしまっては身動きがとれなくなってしまいますが、恐怖を感じている自分を客観的に見る、
これだけでも、少し冷静になれます。
…うん、なるほど~。
恐怖心を感じている自分を客観的に見つめようとすることで、その感情から一歩離れることができるのです。こうして冷静になるのが、恐怖心を克服する第一歩
なんですって。うん。納得!

 で、感情を離れて冷静になることができたら(これだけでももう長足の進歩といっていいと思うけど)、ここで状況を分析することにとりかかる。

地平の光(素材)


 詳細とか具体的に林さんがどうなさったのかとかはニュースサイトの記事をご参照いただければ幸いなんですが、現状を打破しリスクを冒して一歩を踏み出すことをなぜ自分は怖がっているのかをまず分析。

 つぎに、一歩踏み出さず、現状に留まった場合のリスク(後悔とか機会の喪失に対するもったいなさとか)も分析する。

 そして、恐怖の正体が原始時代の「新しい環境に飛びこむことは死に直結する」状況であることの名残だということに言及し、今の日本であれば仕事で(失敗することで)命まで落とすようなことはない、との認識に至る。

 こんな感じでメリットとデメリットを冷静にあげていくことにより、
恐怖心が消えるわけではありませんが、裸一貫のつもりでチャレンジする覚悟が固まってくる
のだそうです。すると
「自分が今やるべきことは何か?」と思考が切り替わ
る。ほほう。

 こうなればあとはもう具体的に行動していく、目の前にある課題にひとつひとつとりかかっていくことになるわけだから、
こうして、「今できること」に集中して、行動に移していくことで、僕は恐怖心を克服していったのです。考え込んでいても一向に消えない恐怖心ですが、些細なことでも行動に移していくと、意外に怖くなくなっていくもの
だってことなんです。なるほどねえ。

前進(素材)


 もちろん、現代社会がいかに安全でたいていの「恐怖」は信じすぎてはいけない「幻想」に近いものだとしても、恐怖そのものが無意味というわけではなく、リスクに対する重要なサインであることも忘れる必要はない。つまり、
経験に裏打ちされた恐怖心は、直感的に危険を避けるきわめて重要なサインです。あるいは、恐怖心があるからこそ、細心の注意を払って行動をすることができるため、結果的に成功の確率を上げることもできる
ということですね。ただ、
経験に裏打ちされていない、「幻想」としての恐怖心には注意が必要。それにとらわれすぎて、実際には許容できるリスクすら取ろうとせず、行動を抑制してしまうのは、逆に危険
ですらある、と語られます。すなわち、
人間の脳は「経験」によって鍛えられるからです。恐怖心という幻想におびえて、できたはずの「経験」をしなければ、適切な相場観も鍛えられず、自らのゼロイチ達成能力自体を削ぐことになってしまいます。成功・失敗以前に、「やらないこと」そのものに大きなリスクが伴う
というわけです。



手始めに(素材)


 ただまあ、一足飛びに「ゼロイチ」にチャレンジしなくとも、とりあえず「幻想としての恐怖」を信じすぎず「メタ認知」によって実際のリスクを冷静に分析するために、
はじめは、小さなリスクで練習すればいいと思います。成功しようが失敗しようが、そのチャレンジをやり抜くことで、必ず「経験知」が蓄積され
る、とこの項は力強くしめくくられています。

 これらの内容、私は別のところでも違った形で触れ、少しずつですが実践してきたことと根本相通ずるものでもあったんです実は。

 なので、気がつくと高く掲げすぎた理想におののいたり小さな失敗でつまずいたりするたびに、どうにも無理を押しすぎては進めなくなる自分に改めて気づかされるよいきっかけともなりました。



明日(素材)


 恐怖は当然の反応である。それを恥じたり、力尽くでねじ伏せにかかったりする必要はない。

 そして、その恐怖を分析し、一歩踏み出す場合と留まる場合のメリットとデメリットを冷静に見極めて、チャレンジする覚悟が固まってくれば、やるべきことも見えてくるので些細なことでも(あるいは些細なことから?)行動に移していく。



 自分に無理強いはしない。

 そして、行動する。

 こんなところですかね、一言に要約するなら。




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 ま、ゆるゆるやっていきましょう。

 やれるところまで、いく。



 とりあえずは、この要件を終え(ることができ)たところで本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~