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2016年11月7日月曜日

究極の「自分ハグ」デバイスが電気通信大学の学生によって試作されていたがおそらく市販されるようなシロモノではなさげな点が残念すぎる件


 たぶんコストとか巨大さとかがネック。
 青木無常でございますよう。

危険(素材使用)


 以前「リア充コート」なるシロモノを筑波大学の学生さんが作成した、というお話を紹介いたしました。

 これはコートに仕込んだ「締め付けユニット」とヘッドフォンから流れる声優の声を同期させて「彼女が後ろから抱きついてくれる感覚」を味わうことのできるようにしたという謳い文句でありましたが。

 正直な話、どれだけ「彼女に抱きつかれてる」感を感じられるのかがあまりにも疑問で微妙。

 ところが(最近の流行りというわけでもないのカモしらんが)似たような研究を行っているチームが、電気通信大学のとある研究室に存在していたのでございますよ。

 その研究室の名は、梶本研究室

 しかもこの研究室は学生にも人気が高いようで、ほかにもさまざまな「触覚デバイス」を研究して発表してる学生さんが山ほどいらっしゃるようでして。

 そのうちのいくつかを組み合わせるだけで相当しっかりした「自分ハグ」デバイスを製作できるのでは、と。

 本日はそのうちのひとつ、自分で自分に「抱きしめられる」感触をリアルに感じることがかなりできそうな「Sense-Roid(センスロイド)」というものをご紹介させていただきますですよ。

 このセンスロイド、トルソーのようなものを抱きしめると、そのまま自分が抱きしめられている感覚を味わうことができる、というシロモノ。

 ええ? どうやって?


自分自身を抱きしめることができるデバイス #DigInfo



 …

 …なんつーか…その…冒頭の抱きつきかたは、抱きついているというよりはプロレス技のベアハッグを子どもがマネしているかのごときぎこちなさがただよいまくっているような気がしないでもないんですが…(^-^;)

 動画をご覧になればおわかりのとおり、「体験者」はまず「触覚提示ジャケット」なるものを装着する。

 で、全体に圧力センサーを仕込んだ「マネキン型デバイス」を抱きしめる。

 すると、センサーを通じてジャケットに組み込まれた人口筋肉が動作して、マトリクス状に組み込まれたモーターが圧力部分と同位置で振動。

 それによって自分の行為が自分自身にフィードバックされる、という仕組み。なのだそうです。



マネキンとハグ(素材使用)


 発想は筑波大学の学生さんと同じですが、電気通信大学の学生さんのものは、撫でたら撫でた部分と同位置に刺激を与える機構であることを明示なさっている点が圧倒的な差異である。

 …と、個人的には思う。(`▽´)

 単にコートが締め付けられるだけ(筑波大学版がそれだけの機構に過ぎないのかどうかはわかりませんが、少なくともその種の言及はなかったので)なのと、ちゃんと人に抱きしめられる感覚が感じられるのとでは雲泥の差がありますからね。

 また動画では、撫でたら撫でられた感触がフィードバックされるような口ぶりなので、圧力の強弱も感知・再現されているであろう点も秀逸。



 さらには動画でも強調されているとおり、赤の他人に抱きしめられるのは気持ち悪い。

 だが親しい人間に抱きしめられるのは快感。

 ならば、究極の「親しい人間」である「自分」に抱きしめられる感覚は相当なものなのでは? …って感じの疑問からこのデバイス開発が始まったらしい点もきわめて興味深い。

虚無(素材使用)


 実際どう感じるかは個人差も激しそうだし体験してみないことにはなんともいえないのが歯がゆくもありますが。

 動画中での報告ではなかなか期待してよいのでは、という感触でございますな。



 この動画の時点では「人工筋肉」で膨らませていますが、もっとリアルな触覚の再現も視野に入れているという話も最後らへんにありますし、さらなる進歩を期待できそう。

 てか、2011年のニュースですので(^_^;)、現在ではもっと進んだ技術が開発されているものと考えたいところであります。


ネタ元:ねとらぼ 2011年07月13日
ゲームと「触覚」は相性がいい? 触覚デバイスがもたらすコミュニケーションの未来像とは (1/2)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1107/13/news011.html


孤独な披露宴(素材使用)


 ただ、自分と同じくらいの大きさの、トルソーというかマネキンを必要とする以上、それだけでかなり巨大なシロモノであることもまちがいないし、仕掛けの大がかりさとかも考えると…

 …実用化・市販化ってのは考えにくいのかな、という気もそこはかとなくしますね。

 これだけ大がかりなものを作成するなら、ロボットに組み込んでしまったほうがより総合的・魅力的だし。



 ほかにもエロ、違ういろいろいと興味深いデバイスがこの研究室関連ではたくさんあるみたいなので、以降日を改めてつづけて紹介していきたいと思います。




Amazonリンク



 …それにしても…

 これって、触覚を機械に与えるってことにつながってるような気がするし、この「データ」がコートではなく人工知能にフィードバックされるとしたら、機械が触覚を「獲得」する、ってことになるんだろうか…?

 とか考えると、また別のディストピアねたになりそうだけどどうかな。



 セクサロイドとの余生を妄想しつつ本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~





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