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2016年11月15日火曜日

クロヒョウに人間が襲われる寸前の動画…ではない。


 正直、嫌いですがね。こういうの。
 青木無常でございます。

クロヒョウ(素材使用)


 塀に寄りかかる男性の背後から、静かに忍び寄るクロヒョウの姿が…!

 男性は気づいていない様子。

 獲物を狙い、慎重に近づいていく野獣は、ゆっくりと、だが着実に男性の背後に迫り…

 男性が気づくと同時に、猛ダッシュで走りだすや、その鋭利な牙は男性の喉もとに…!

 …はい。突き立てられたりはしません。





 なんかこの動画は、

ライオンやジャガーなどの大型猫科動物を保護するメキシコの非営利財団、The Black Jaguar-White Tiger™ Foundationが公式Facebookページにアップした動画
なのだそうで、クロヒョウも男性に慣れている様子。単にじゃれついているだけのようです。

 この動画、世界中で話題になっているらしい。


ねとらぼ 2016年06月09日 19時00分
クロヒョウが人を完全にロックオン、「やられる、逃げてくれ……!」と思ったら予想外の展開に
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1606/09/news140.html


 冒頭にも書きましたが、私はこういうのが嫌いです。

 なぜかって、相手はあくまで野獣であることを見る者に失念させる虞があるから。

頭から(素材使用)


 動物とのふれあい体験自体を全否定するつもりはありませんが。

 昨今に限らず、飼育員等が動物に襲われたとかそういう事件は必ず発生している。

 肉食獣など人間にとって危険な生物にふれるのが仕事である以上、その危惧や覚悟は彼ら自身にはまちがいなくあると思いますが。

 こういう動画は、見る者にそういう事実を忘れさせる。

 ただ人間と動物はわかりあえるという、大人も含めた童話を強調する役割ばかりが目についてしまう。

 わかりあえない、とはもちろんいいません。

 だが、たとえわかりあえたとしても。

 彼らが捕食者であり、その本能の深い部分に「ヒト」というものが空腹になった彼らの飢餓感を満たすことのできる餌であるという事実が、ぬぐいようもなく根ざしている、ということに変わりはない。



恐怖(素材使用)


 ソースをストックしておかなかったのでどれだけ信頼できる情報かはなんともいえないんですけど、私は以前、猫が小鳥を食べてしまう悲劇に関するニュースを目にしたことがあります。

 猫が小鳥を食べるなど当たり前のこと、別にニュースになるような不審なことではないじゃないか。

 そう思われたんなら、半分は正解。

 なぜならその猫は、長年、その小鳥と仲良く暮らしていた家族のような存在だったはずだから…というのが、このニュースの骨子。

 うろ覚えで申し訳ないのですが、生まれたときから同居していたとか、そういう関係性であったのではないかと思います。

 それほど仲のよかったはずなのに、家族であるはずの小鳥をなぜ猫は食べてしまったのか?

 その原因も、はっきりしていました。

 これもうろ覚えで申し訳ないんですけど、猫はお酒に酔ってしまった…
 …というような話だったと記憶しています。

 お酒ではなかったのかもしれませんが、人間であればお酒に酔うのと同じ状態であった、という話でまちがいないと思う。

 すなわち、哺乳類の脳が休止している状態。

 猫は、小鳥が家族であるという認識をなくし、本能のままに長年仲良く暮らしていたはずの小鳥をあっさり捕食してしまった…というような流れだったように思います。



捕食者と獲物(素材使用)


 どんなになついていても、危険な獣が人間を襲う可能性は払拭できない、ということ。

 その覚悟なしに、猛獣に不用意に近づく行為は、愚かきわまりない。



 覚悟し、充分以上に用心した上で、彼らとふれあうのであれば私が口を出すような話ではございません。

 実際、そうして襲われて大けがを負ってしまっても、それでも動物が好きで彼らとふれあうのをあきらめず楽しく共存の試みを繰り返すかたも存在するようです。

 それはそれで、充分以上に尊いし感動の対象でもある。

 でも、こういう動画には、そういった覚悟や用心はまったくあらわれていない。

ダチョウではない(素材使用)


 …ま、この男性にそもそもそういう心情が存在するかどうかも、わかったもんではないのカモしれませんがね。

 そこまでの可能性はおいておきます。(^-^;)



 サファリパークでもたしか最近、事故が起こってたりしたんじゃなかったですかね?

 動物園で飼われているダチョウはダチョウではないと嘆いた詩人もいたりして、彼は好きな詩人ではあったんですが、その詩自体には私は不快を感じました。

 ダチョウは人間にとっては怖い存在ではないですけどね。本質は同じだと思う。

 野獣を放し飼いにするなど言語道断、と個人的には考える次第。



カバ(素材使用)


 自分の息子のようにかわいがっていたはずのカバに喰われてしまった男も存在しますしね。



 今回の動画も、野次馬的に楽しむだけでもよかったんだけど、どうしても引っかかっちゃってね。

 人間のやわらかい内臓は、たぶんこのクロヒョウにとっても大好物のおいしいご馳走に違いないですよ。

 おいしそうな内臓にかぶりつく彼らの喜びは、生きながら腹を裂かれて苦悶する人間の地獄の末期とセットになっているってことを、忘れないほうがいいんじゃないか、と。




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 小鳥を食べてしまった猫は後悔したのかという解けない疑問に煩悶しつつ本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~