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2016年10月18日火曜日

恐怖!? (可能性的に)独裁支援装置「スピーチジャマー」がスマホアプリに存在することを確認した!


 なんか、本気で脳に悪そうだし…
 青木無常でございますよう…

死神


 ってことで前回のつづき。

 自分の発話を自分の耳で聞き、それを脳内で照合して自分が正しく話せていると認識する脳の特性を活かし、指向性マイクと指向性スピーカーを使ってターゲットの発話に遅延を加えて聴覚にフィードバックさせることによってうまく話せなくさせてしまう恐怖の装置が「SpeechJammer」。

 この研究によって産総研がイグ・ノーベル賞を受賞した、と前回ご報告したのですが…

 …おそろしいことに、まさしくこの原理を応用したスマホアプリ「SpeechJammer」(ずはり、名前までそのもの!)が存在しておったのですよ…ええええっ!?


HeatApp! 2014/01/09
あれ、声が、遅れてぇぃぇぃぇぃぇぃ……全然喋れない!おしゃべり妨害アプリ『Speech Jammer』
http://heatapp.jp/2014/01/speech-jammer/


 このページは、前回amazonのアフィリページで「SpeechJammer」を検索したら、あっさりそのものズバリのアプリがヒットしてしまったので、仰天してあわててググったら初っ端に出てきたブログサイト。

 アプリの使いかたもくわしく説明されてる。

スマホ


 それによるとスマホにアプリをブチこんで起動したら「遅れ(Delay)」の程度をつまみで調節するだけで準備OKらしい。

 あとはマイクつきのヘッドフォンなりで発話すると自分の声が調節したぶんだけ遅れてきこえてくる。

 で…なにが起こるかは前回解説しましたが、要するに言葉がだんだんうまく出てこなくなるような感じ。らしい。

 らしいってのは、自分で試してないからです。もちろん。

 こんな気持ち悪いシステム、自分で試してみる気になるヤツの気がむしろ知れんし! (`▽´)

 脳の回路ヘタにイジったら、障害遺りかねないと思うんだけどね。

 麻薬なんてその代表格じゃん。

 とはいえ、後述しますがこの懸念は杞憂らしいですけどね。(^-^;)



アプリ


 ブログにはiTunesへのリンクのみありますが、ググってみたらGoogle PlayにもSpeechJammerがありましたので、iPhoneでもAndroidでもお試し可能みたいです。

(ただし開発者はどちらも昨日報告した産総研ではなく、iTunes版は「Dwight Dickinson」、Google Playのは「Yu Chen Hou」と記載されている)

 昨日私が下のほうに貼っておいたamazonのアフィリリンクもこのAndroid版のようです(今日も一番下のほうに貼っておきますが)。














贄


 お試しになるんなら、くれぐれも自己責任でどうぞ。

 私はやりません。(`▽´)

 何かあったら各アプリの開発元にいってくださいネ。

 くれぐれもわしや産総研に怒鳴りこんだりしないように。(-_-メ)



 HeatApp!には実際に使っている様子を撮影したYouTube動画も埋め込まれています。

 ただ、ターゲットはたしかにとまどったような感じにはなっているけどほんの少ししか装置を使用していないせいか具体的にはっきりした「効果」は記録されていないように感じられる。

 のでここにはGoogle Playのページにあった体験動画を埋め込んでおこうと思います。


Speech Jammer: Application Review




 ちなみにHeatApp!には、SpeechJammerの開発者の一人である栗原一貴さんのウェブサイトへもリンクがあったので覗いてみたところ、前回私が表明した懸念に対する解答も一応ありました。


Kazutaka Kurihara's Website
SpeechJammer:聴覚遅延フィードバックを利用した発話阻害の応用システム
https://sites.google.com/site/qurihara/home/speechjammer


 こちらの【悪用される懸念に対する考え】という項で、
本技術が乱用され、みだりに人々の言論が封殺されてしまう事態も起こりかねないのは認める
とした上で個人レベルでの問題については
「お互いに使用しあっても破滅せず、話し合いによる解決の余地を常に残せる」という性質をもっている点が重要である。もしも誰かが不本意にもSpeechJammerをあなたに使用した上で会話を占有し始めたら、あなたもその人にSpeechJammerを使用し、冷静な話し合いが行えるまで待てば良い
と答えていらっしゃる。

ディスカッション


 これはSpeechJammerという機器をつねに携帯している必要があるため解決策としては中途半端であるように思われるのですがまあいいとして。
一方で、組織や国家が無人のSpeechJammerをいたるところに配置し言論を封殺するようなディストピア像を想像する人もいる。この場合は上記のような話し合いは期待できない
と認めたのちに、きわめて簡便かつ手軽な対抗手段を提示なさっています。

 ちなわち、耳栓。(`▽´)

 要は耳栓をするだけで容易に回避できる程度の効果しかないので心配するまでもない、という文脈。

 ただ、耳栓を常備している必要があるという点を除いても、自分がこの手のシステムのターゲットにされているせいで喋れなくなっていると話者が自覚している必要はあるから、懸念が完全に払拭されたわけではない…かな?

 ま、この手の研究に悪用の懸念があるからといって開発者に責を負わせるつもりは毛頭ありませんし。

 懸念を認めつつ対抗手段をきちんと公表しているあたり個人的には充分以上に良識を感じるのですがいかがでしょう。



滂沱


 脳への悪影響がありそうで怖い、という私の懸念に対しても言及があり、聴覚遅延フィードバックは科学館等でも体験可能な一般的なものであり影響も発話をやめればただちに消失するから大丈夫(青木無常要約)と答えていらっしゃいます。

 ま、私ゃ疑い深いし極端に臆病者なので鵜呑みにする気はないけど。(`▽´)

 たぶん大丈夫なんでしょう。



 栗原さんのサイトには連絡先なども明記してあるので、万が一何かあったらアプローチすることはできそうだしね。



コミュニケーション


 さらに上のアプリとは(おそらく)無関係だと思われますけど、(これもおそらく)
家本元といっていいと思われる「SpeechJammerLite」というPCで体験可能なプログラムも栗原さんのサイトには公開されています。

 ダウンロードもできるみたいなので、「手軽に」発話障害を「体験」なさりたいならこちらで試してみるのもアリかもネ。


Kazutaka Kurihara's Website
SpeechJammerLite (無料)
https://sites.google.com/site/qurihara/home/speechjammer/lt


 やっぱり私はやりませんがね。(`▽´)



 こういう技術から後遺症とかディストピアを想像・想定してしまうわしみたいな人間って、やっぱり筋金入りの悲観主義者ってことでいいのかね? (`▽´)



 悲観しすぎて不貞寝してきますので本日はこのへんで。
 最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは、また~(^_^)/~~





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